〝お金の教育〟は早いうちからの方が絶対良いと思う、3つの理由

投資のキホン

「日本は金融教育が遅れている」というお話を他の記事でもしました。世界ではどのような金融教育が行われているのか気になってネットで調べてみたところ、このような面白い記事を見つけたのでご紹介します。

特にアメリカ・イギリスの金融教育について詳しく述べられているのですが、特にイギリスでは2014年より公立学校のカリキュラムに金融教育が盛り込まれ必修となっているそうです。そのカリキュラムもなかなか興味深かったので、ぜひ読んでみてください。

さて一方、記事の中では日本での金融教育の現状についても触れられています。詳しい解説はこちらの記事に譲りますが、少しだけ引用させてください。

日本においては「お金=不浄のもの」「子どもの前でお金の話はしない」といった道徳心が一般的な時代もあり、金融教育は遅れていました。

2014年に日本証券業協会が運営する「金融経済教育を推進する研究会」が行った調査では、中学1年で74.2%、2年で58.2%の学校が金融経済教育にかける時間がゼロだったそうです。

この状況に対する危機感から、近年日本でも金融教育の必要性を説く声が注目が高まっています。

世界の金融教育|なぜ子どもに「お金の教育」が必要?日本の現状は?

ということで、やはり日本の金融教育は遅れているのだなということがデータからも浮き彫りになっています。

正直これを書いているぼくも、金融について知ったのはずいぶん後になってから、40代に入ってからでした。今となっては「もっと早く金融について学んでおけば、いろいろ違っていただろうになぁ……」と思います(べつに後悔はしていませんが)。

いま、お金のことを知ってから感じる「早いうちからお金のことについて学ぶメリット」を3つほど書いてみます。

世の中の動きやビジネスの仕組みを知るきっかけになる

この項目だけちょっとカタいのですが、大事なことなので書きます。
金融について学ぶと言うことは、すなわち経済や社会がどのように動いているかの仕組みを知ることになります。お金が世界に果たす役割、資本主義とはなんなのか、リスクに対する考え方……などなど、字面で並べてしまうととても難解に感じてしまいますが、そのサワリの部分を知るだけでも、世の中の根底に流れている仕組みを知るきっかけを作ることができます。

また、これはビジネスについても同じです。会社がどのように利益を出し、どのように還元されていくのかを知ることは、自分の仕事の意味や目的、つまり「なぜその作業が必要で、これは世界にどう還元されるのか」を知ることにつながります。

お金の大切さが分かり、自分の成長に使うことができるようになる

大人になってもついつい浪費をしてしまいますよね。ぼくもそうです。
でも早いうちから「投資」と「浪費」の違いを学ぶことで、自分の成長に大きく役立てることができます。

ここでいう「投資」は、お金でお金を増やす狭い意味での投資だけじゃなく、たとえば自分の勉強のために学費や教材を投資するとか、将来やりたいことのために何かを買うとか、そうしたものも含まれます。

ここで大事なのは「コストに対してどれぐらいのリターンが得られるか」を早いうちから意識すること。これによって、自分のリソースを無駄なく活用できるよ、ということです。かく言うぼくも、もっと早くから身につけたかったです(笑)。

早いうちから積立をはじめられたら、時間を味方につけられる

こちらはお金でお金を増やす、狭い意味での「投資」のお話。このサイトでたびたび取り上げている「がんばらない投資」は、時間と複利の力を最大限に活用します。ということは、早く投資をはじめればはじめるほど、最後に手に入るお金も増えていくと言うこと。40歳からはじめるのと20歳から始めるのでは、その差は劇的に違います。

これについては、ぼく・吉田と小川さんのR2コンビがやっている動画「がんばらない投資相談室」のVol.1で、小川さんがグラフを使って詳しく解説してくれています。ご興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。

「がんばらない投資相談室」の視聴はこちらから

……あ、若くない人は今からでも遅くないですよ(笑)

ということで、早いうちからお金のことを学んだ方がいい3つの理由について書いてみました。

まだ若い(自称含む)あなたには、ぜひ今から学んでいただけたらとは思いますが、ぼくと同年代かそれ以上のあなたも、別に今からでもぜんぜん遅くないので、ここであきらめないようにだけお願いします(笑)

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